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バレエは何歳から始めるのが良いの?知っておきたいバレリーナのキャリアプランや海外留学についても徹底解説!

2020.05.23コラム

「自分が昔バレエに憧れていたので、ぜひ子供に習わせたい!」「バレエを通して姿勢の美しい子に育ってほしい」など、お子さんにバレエを習わせたいと考える親御さんは多いですよね。また、中には「バレリーナ志望の子供の将来が心配」「バレエを本格的に習うとお金がかかるのでは?」と不安に感じる親御さんもいらっしゃると思います。

そこで今回は、子どもがバレエを始めるのに適した年齢や、プロを目指すために必要なバレエ留学の詳細、プロを目指すにあたって知っておきたいバレリーナのキャリアプランを徹底解説します!お子さんにバレエを始めさせたい方や、お子さんがバレリーナを目指しているという方はぜひ参考にしてくださいね。

プロを目指すならなるべく早くバレエを始めるべき?

一般的に、子供の頃からバレエを習っている方は、4~5歳くらいで始めた場合が多いようです。エアリーズバレエスタジオでは3歳から始められるベビークラスを開講していますよ。本格的にバレエを身につけたいのであれば、小学校低学年(6歳~8歳)までに習い始めるのが理想的です。

ただし、世界的に有名なバレエダンサーである熊川哲也さんは、なんと10歳からバレエを習い始めたそうですよ。8歳以降からバレエを始める子どもたちは、親にやらされている感覚ではなく「バレエが好き」「お姉さんたちのように踊れるようになりたい」などの目標がはっきりしていることが多いので、本人にやる気があれば、たとえ遅めのスタートでも問題はないのかもしれませんね。

日本よりも厳しい海外バレエ学校の状況とバレエ留学について

日本では何歳からでもバレエを始めることが出来ますが、バレエ先進国のロシアやフランスなどの国立バレエ学校では8歳〜10歳で厳しい入学試験があり、それに合格しないとそもそもバレエを習うことが出来ません。入学試験では外見、顔立ち、身体的条件、音楽性といった観点で子どもたちを選抜します。また、本人だけでなく両親、祖父母の体質まで調べられ、誰かが太っていれば受験資格を得ることができません。

ロシアやフランスのバレエ学校は、たとえ入学できても、成績が悪いと容赦なく退学となります。「バレエを諦めて早く他の道を見つけた方が本人のためだ」ということで、成績のふるわない子には退学という結論を出し、他の道を見つけるよう促すのです。海外では難関試験をくぐり抜けて入学できた子どもたちが、8年をかけてバレエ教授法のカリキュラムに基づく指導を受け、卒業し、プロになります。

日本にはバレエ教育に対する一貫した基準や方針がないため、学校や教室によって教えている内容や難易度、メソッドが異なります。そのため、将来プロになりたい場合は海外のバレエ学校でカリキュラムに沿った教育を受けることが望ましく、プロを目指す人はほぼ確実に留学をするといっても過言ではありません。

海外のバレエ学校に留学する場合、早ければ10歳で留学する人もいれば、中学卒業後に高校に行かずに15歳で留学、または高校を卒業してから18歳で留学する人もいます。留学することのメリットは、バレエに限らず若いうちに世界レベルを見ることができるので、将来のビジョンが明確になることだと言えるでしょう。

バレエでプロを目指す場合も高卒程度の学力は身に着けよう!

中学・高校の6年間はバレリーナを目指す人にとって、一生のうちで最も大事な時期です。この期間の練習量や訓練内容で将来バレリーナになれるかどうかが決まるため、練習時間を確保するために通信制高校に通う子も多いんですよ。中学卒業後にバレエ留学をする人もそうでない人も、何らかの方法で高校卒業の資格を取ることは重要です。

万が一、怪我などで身体的にバレエを続けられなくなったときに、中卒の場合は就職活動がとても難しくなるからです。一心不乱にバレリーナを目指して練習することも大切ですが、不測の事態に備えてしっかりと勉強しておくことも大切ですよ。

バレエを習う子供たちにはどんなキャリアステップがあるの?

次に、バレエを習う子供たちがどのようにしてプロとしてのキャリアをつかむのかをお話ししたいと思います。

世の中のあらゆる職業と同じように、バレエダンサーを目指す学生も「就職活動」を経てからプロとしてのキャリアをスタートさせます。バレエダンサーの就職活動は大きく分けて3種類あり、最も多くおこなわれているのが「オープン・オーディション」です。書類審査を通過した参加希望者が現地のバレエ団に集まって、クラス(基礎練習)やソロの踊りを披露して審査されます。審査内容はバレエ団によって異なりますが、全員がオーディションの最後まで残れるわけではなく、各ラウンドで落とされながら審査が進みます。

 「プライベート・オーディション」は、オープンオーディションの日に現地に行けない場合に、バレエ団に直接交渉して許可を貰い、バレエ団の実際のクラスに参加して団員に混じって踊る様子を審査されるオーディションです。

最後は「スカウト」です。これは、世界各地でおこなわれるバレエコンクールに出場し、コンクールの審査員を務めるバレエ団の芸術監督や関係者が、欲しいと思う人材をスカウトする方法です。

日本において、バレエで生計を立てていくことはとても難しいことです。バレエ団に所属しても日本のバレエ団は月給制でないところが多く、舞台に出ると報酬がもらえるという制度なので生活が安定しません。そのため、バレエ団の仕事と並行してバレエスクールでクラスを受け持ったり、アルバイトをすることで生計を立てているダンサーが多くいます。海外のバレエ団であれば月給制がとられているところも多いため、生活を成り立たせるために、まずは海外留学を経てから海外のバレエ団への就職を希望する人も多くいます。

ただし、どんな厳しい試験に合格して国外のバレエ学校に入れたとしても、その後バレエ団に就職できないこともあります。日本人は骨格がバレエ向きではないこともあり、日本人というだけで入団の難易度が跳ね上がるのです。また、多くのバレエ団では所属ダンサーの人数が決まっています。毎年、引退や退団したダンサーの数によって生じる欠員の補充分だけが募集されるため、どんなに実力があっても、その年に希望のバレエ団の雇用枠がなければ就職はできないのです。

さらに、自分が希望するバレエ団が求めている身長かどうか、その国のビザがあるか(または取得できるか)どうかにも左右されます。バレエダンサーの就職の道のりは人それぞれで、努力や情熱、実力はもちろんのこと、運や縁も重要になってくる世界なんですよ。

たとえ将来バレエダンサーになれなかったとしても、本気で何かに向き合う経験を積めたことは、人生において大きな宝物になります。日本にはバレエ留学から帰ってきた後に、キャリアチェンジのため大学受験に挑戦し、就職活動を経て社会で活躍する人も多いです。バレエで培ったメンタルの強さや自己管理能力は、一般社会でも大いに役立つようですよ。

プロを目指さなくてもバレエを習うとたくさんのメリットがある!

プロを目指さずに趣味でバレエを習う場合でも、たくさんのメリットがありますよ。

まず、バレエと言ったら「姿勢の良さ」ですよね。子どもの頃、親のすすめで猫背を直すためにバレエを始めたという方はとても多いです。バレエのレッスンでは「身体を引き上げる」といった動作が基本になりますが、この動きによって骨盤のゆがみが矯正されます。猫背は肩回りの骨格の問題だけではなく骨盤の傾きも関係していますから、バレエを習うことで骨盤から姿勢を整えることができ、結果として猫背の解消も期待できるんですよ。

また、バレエは若い人だけのものではありません。最近では、40代や50代になってからバレエを始める方も多く、中では70代になっても元気にバレエを楽しんでいる方もいるんですよ。歳を経ても続けることができ、長く楽しめるのがバレエの魅力です。

バレエ教室では手足の正しいポジションや美しい手足の動かし方、指先の繊細な表情まで、細かく指導を受けます。レッスンでは鏡に映った自分の姿を見ながら「どうしたら自分が美しく見えるか」を考えますから、レッスンを積み重ねるごとにふとした仕草が上品に、美しくなっていきますよ。

エアリーズバレエスタジオはプロを目指す方も趣味で習いたい方も大歓迎!

現在エアリーズバレエスタジオに通っている生徒は、未経験からバレエを始めた人がほとんどで、「バレエを習うのが初めて」という方にも馴染みやすい環境です。趣味でバレエを楽しみたい方や健康維持のために通っている方も多く、皆さんバレエを始めたばかりの頃の気持ちが分かっていますから、初めての方にも優しく接してくれますよ。

もちろんプロを目指している方も大歓迎!当教室は、プロのバレエダンサーを輩出している実績があり、現在でも海外留学者を輩出しています!本気でプロを目指す方には、プロとして活躍できるレベルの実力を身に付けるサポートをいたします。

当教室では、趣味でバレエを始めてみたい方、お子さんに女性らしい仕草を身に付けてほしい方、プロのバレエダンサーを目指す方など、あらゆる目的をお持ちの方を受け入れています。ぜひ一度、お気軽にお問い合わせくださいね。エアリーズバレエスタジオで素敵なバレエライフを楽しみましょう!

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